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はじめてのイノチグラス

はじめてイノチグラスを作りました。やっと仕上がったものが手元に届いたので、実際に作ってみて、使ってみて、どう感じたかを記しておこうと思います。

イノチグラスってなに?

「イノチグラス」と検索すると色々と出てくるのですが、

「目と体と心に合わせたメガネ」

目は、よく見える・よく見えないといった「視力」だけに関わるものではなく
全身のバランスや、心にまで影響を与えてしまう、とても重要な臓器。

わたしたちは目と体と心の関係について独自の研究を重ねる中で、
あたらしいメガネのあり方にたどり着きました。
視力を上げるためだけでない、人のことを真剣に考えたメガネ、
「イノチグラス」です。

ーイノチグラス HP

普通のめがねのように、近視、遠視、乱視といった視力の調整に加えて、

両眼視機能両眼と脳の使い方や、目とからだの関係目と心の関係なども考慮しながら、独自のカラーレンズの中から、一人ひとりが必要とする色を独自の方法で探し、必要な場合はプリズム(光)も調整。

めがねをかけるだけで平衡感覚や体幹が調うように感じたり、見たい世界に生きるなりたい自分で生きるようになるめがね、とも言われています。

度なしの作成もできるようです☆

イノチグラスとの出会い

右目が緑内障になってから、定期的に眼科へ通っているのですが、眼圧を下げる点眼薬を使いはじめてから視力が急激に落ちたように感じました。

メガネとコンタクトの度が合わなくなったのだと思い、通っている眼科で視力検査をお願いしたところ、メガネもコンタクトも「度」には問題がないとのこと。

「老眼のはじまりですね。+0.5の老眼鏡があれば少しは見やすくなるかもしれませんけど…。100円ショップのもので十分。探してみてはいかがでしょう。」

老眼かぁ…と思いながら(笑)早速100円ショップや3COINSに行ってみましたが、+1.0からしか置いておらず、ZoffやJINSに行ってもやはり+1.0から。

そもそも、+0.5では老眼鏡をかける必要もないのかもしれない…でも、見えない…と、色々と調べているうちにイノチグラスを見つけました。

どこで作れる?

イノチグラスは、目育士(めいくし)と呼ばれる方々が検眼など行ってくれます。

イノチグラスのHPに全国の目育師さんが載っているので、わたしはその中から選びました。

目育士さんのいらっしゃる地域や得意分野、なんとなく写真やHPから伝わってくるお人柄、そして測定にかかる費用(価格設定)、メガネフレームのラインナップなど、お一人おひとり異なっているようなので、気になる方に連絡をとってみると良いと思います。

初めての検眼体験にびっくり

今まで何度もメガネやコンタクトレンズを作ってきましたが、おおよそ3時間ぐらいの時間をかけた検査は初めてでした。時間には余裕をもっておくとよさそうです。

STEP.1
カウンセリング
どんな自分になりたいか、どんな世界を生きたいか、今の悩みなどをお話し。今回は、コンタクトの上からかけるメガネを作ることに。
STEP.2
必要とするレンズカラー探し
黒、赤、青、黄、緑、白だったかな?(正確な数は忘れました)5、6色の色紙を1枚ずつ片手に持ち、その色紙を見つめながら片足立ち。

片足でバランスをとっているところに片側から力を加えられると、不思議なことに、見ている色によって、どれだけ強い力を加えられてもびくともしない、そもそも足が上がらない、すぐにグラっとする、といった反応が!

両側(両目)ともびくともしないカラーを選んでいきました。

STEP.3
視力や斜位の測定
今まで体験したことのない測定。

わたしは、両目とも隠れ外斜位だったようです。10〜15cm(忘れた!笑)見ているところに差があったので、本を読んでも理解しずらいのにも納得。

STEP.4
両眼視の測定

右目と左目で同じ物をみても、違う情報を認識していたことが判明。(Podcastでお話しています)

STEP.5
体重のかかり具合(平衡感覚)測定
体重計を2台用意して前後左右において前後左右の体重のかかり具合を測定しました。

メガネをかけると、前後左右の体重の乗り方も変わって軸が通る感じがしました。

STEP.6
フレーム選び
フレームも、片足立ちしてバランスをみながら選べます。

わたしは、プラスチック製のメガネフレームではどうしても体がぐらついてしまいました。意外にもチタンフレームだとぐらつかず…。好みと身体の求めるものは違うようです(笑)

フレームも、レンズと同じように体のバランスをみて決めたかったのですが、今回は、フレームチェックでの体験を参考に、別途、フレームを自分で用意して、レンズを入れてもらうことにしました。

値が張るものなので即決できず汗

検眼を終えて感じたこと

今は、「発達障害」「HSP繊細さん」といった言葉も一般的になっていますが、わたしたちの小さい頃はなかったように思います。

「理解できない」「わからない」「周りを感じすぎる」「集中力に欠ける」とき、自分の能力が足りないとか頭(脳)や心の問題だと思って、人一倍努力しないと普通にはなれないと頑張ってきた人も多いかもしれません。

もしかしたら目が関係していたのかも?

わたしの場合、隠れ外斜位だったので、今まで自力で矯正して視点を合わせ、理解しようと頑張ってきたものの、年を重ね、昔ほど頑張りが効かなくなり、今まで以上にたくさんの力を入れないといけなくなってきた結果、眼圧が上がり緑内障になったのかな?

そして緑内障になって眼圧を下げる薬を使ったので、今までのようには力が入らなくなり、ピントはさらに頑張らないと合わなくなってしまい、見え辛さを感じ、文章の理解もしづらくなってきた…

勝手な憶測(妄想)ですが、またこの一連のプロセスを「老化」と呼ぶのかもしれません(笑)、なんとなく自分の中で腑に落ちたように思います。

手元に届くまでの期間

測定が終わってフレームが決まってから、約2週間で届きました。

わたしは個人宅で測定されている目育士さんに測定をお願いしたので、メガネは郵送で自宅に届きました。(眼鏡屋さんでイノチグラスを扱っているところではまた対応が異なるかもしれません)

実際に使ってみて

イノチグラスをかけると、とにかく見やすく、楽で、集中力も高まっているように感じます(そんなメガネを作るのが今回の目的でした)ずっとかけていたい気分です。

しかし、メガネを外すと、見えづらさが強調されるようにも感じるので、外出時は外すようにして、読書、PC作業、テレビなど画面をみる時用のメガネとして使っています。

外したりかけたりするのは、目には良くないように感じますが…どうなのでしょう。そのうちメガネのわたしがデフォルトになるかもしれません。

まずは、なんとなく原因もわかったので、レメディでケアもしながら様子を見てみたいと思います^^

メリット・デメリットまとめ

わたしが感じたメリット・デメリットをまとめてみました。人によって感じ方や価値観も違うと思うので、あくまでも私個人が感じたことです。

メリット

  • 視力を調整するだけでなく体の体幹も調う
  • 必要としている色(カラー)を左右の目に合わせて入れることで心のバランスも調う
  • バランスが整うことでパフォーマンスが上がる 
  • 集中力が高まる
  • 見たい世界を意識できる
  • じっくりと検査してもらえる
  • 眩しさが軽減される(世界が優しく感じられる)

デメリット

  • ちょっとしたメンテナンスや相談に気軽に立ち寄れない(予約すれば大丈夫)
  • 選べるフレームの種類は目育士さんによる(こだわりのある人や選ぶのに時間がかかるタイプの人は、あらかじめ確認して目星をつけておいた方が、当日スムーズに決まるかも)
  • とても楽なので、メガネが外せなくなる(外したときの違和感が強調される)
  • 自分の成長とともに、なりたい自分や見たい世界が変わるので、それに合わせて作り替えたくなる

まだ使いはじめて数日なので、使い続けていくうちに、良いと感じるところなど、もっと増えていくかと思います。

作成費用は?

目育師さんによって価格設定はまちまち。「技術料+フレーム代+レンズ代」で費用が構成されています。

技術料 0〜22,000円
フレーム代 5,000円〜33,000円(扱っているものによる)*持ち込みも可
レンズ代 15,400円(度なし)30,800円(度付き*プリズム含む)35,200円(傷つき防止レンズ)

フレームの持ち込みは、目育師さんに確認してからの方がよさそうです。

どんな人におすすめ?

人によって様々だと思いますが、わたしが感じたのは…

おすすめな人

  • 視力だけでなく体幹や心のバランスも整えたい
  • 視力に問題はないのに見えづらさを感じる
  • PC、スマホ、 TVスクリーン、お店の中などチカチカして眩しい
  • 目が疲れやすい
  • 字が汚くなった
  • 文章理解が衰えた気がする
  • 感情が乱れやすい、集中力がない
  • 見たい世界を生きることに興味がある
  • 周囲が気になりやすい

今回、イノチグラスを作ってみて、使ってみて、個人的な体感ではありますが、色々な可能性を秘めているメガネだと感じました。興味のある方は「イノチグラス」で検索して調べてみてはいかがでしょうか^^