パリオリンピックが開幕しましたね。
わたしは、昔から大してオリンピックに興味はなかったのですが、ロンドンオリンピックの時にロンドンに住んでいて、たまたま当たったチケットでテレビ越しではないアスリートのパフォーマンスを目にした時に、それまで感じたことのなかった感動を覚えたことを今でも覚えています。
同じ人間とは思えないような身体の動き、観客を興奮させる演技、プレー。
日々トレーニングを積んできている人たちとはいえ、人間の肉体の持つ可能性、ポテンシャルが垣間見れて、見ているだけでも希望が湧いてくるような、元気をもらえるような。
実は、トップアスリートと呼ばれる人たちの中には、昔からホメオパシーの愛用者は多いと言われています。
有名なのは、100mの世界記録保持者のウサイン・ボルトさんや、元イングランド代表サッカーチームのキャプテン、デビッド・ベッカムさん、イギリスのオリンピック短距離選手ジェームス・エリントンさんなどでしょうか。
他にも水泳選手、バレーボール選手などのオリンピアンたちが、心身ともに最高の状態を維持するためにレメディを役立てており、世界のスポーツセラピー界では、ホメオパシーが認知されています。
スポーツだけでなく、ビジネスや芸術の世界でも、ハイパフォーマンスが求められるような人には、おすすめの自然療法だと私も思います。
Contents
アスリートがホメオパシーを選ぶ4つの理由
1. 副作用がなく、肉体の回復を早める
事故や怪我から早く回復してトレーニングやパフォーマンス、競技に戻れることは、アスリートにとって大切なこと。
ホメオパシーのレメディは、自己治癒力を引き出し回復を早めてトレーニングや競技に戻れるだけでなく、状況に合わせて適切に選ばれたレメディであれば、他の治療法の妨げにならず副作用もありません。
たとえば、サッカー選手のデビッド・ベッカムさんは、ワールドカップに出場する前に足を骨折し、その治療にホメオパシーを役立てたそう。
また、イギリスのオリンピック短距離選手のジェームズ・エリントンさんも、競技前に筋肉や関節の痛みを和らげるためにホメオパシーを役立てていました。
他にも、チャンピオンフィギュアスケーターのジェイン・トーヴィルさんやエルヴィス・ストイコさんも打撲にホメオパシーを役立てていたそうです。
週に6日のトレーニングは非常に厳しいものであり、身体を最高の状態に保つことがこれまで以上に重要です。ホメオパシーは、運動による疲労、筋肉痛、関節の痛みなどを予防するための、前向きで自然な方法を提供してくれます。それによりパフォーマンスに悪影響が生じることはありません。
ージェームス・エリントン
2. 薬物検査、ドービング検査にひっかからない
ホメオパシーのレメディは、植物、動物、鉱物などの原物質を、測定できないほどに希釈振盪して作られるVibrational medicine(波動薬)。
つまり、人間の体におけるその効果を客観的に測定することが難しく、それがホメオパシーがプラシーボ以上のものではないと考える人たちの理由となっています。
それは、言い換えればレメディの有効成分は現在の一般的な方法では測りようがなく、アスリートが受ける厳格な薬物検査には引っかからないということ。
ホメオパシーのレメディは、国際オリンピック委員会によって承認されている上、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)も、禁止物質から作られたものでない限り、ホメオパシーのレメディの使用に制限はないとしています。
3. 小さく軽く、携帯しやすい
ホメオパシーのレメディの形状は様々ですが、最も一般的なものは、小さな砂糖玉のようなもの。長期間の保存もきき、軽く携帯しやすいので、トレーニング中のポケットにいれておけるのも利点です。
私はArnicaのファンであり、私のStreet Athleticsプログラムの全アスリートに捻挫や打撲に役立つようにとレメディを携帯することを勧めていますーリンフォード・クリスティ
4. 身体だけでなく精神も整える
アスリートやハイパフォーマンスを求められる人は、激しい競技や過酷なトレーニング、大きなプレッシャーに備えて精神を整える必要もあります。
個別に適切に選ばれたレメディは、そのような心のケア、メンテナンスにも最適。心を鍛えてさらなるフォーマンスの向上も目指せます。
身体によく使われるレメディ例 3選
*トップパフォーマンスを目指す方が実際に使う際は、ポーテンシーやレメディの選択などホメオパスに相談ください。
Arnica(アーニカ)
打撲、筋肉の痛みなど
Ruta(ルータ)
関節、腱、軟骨の怪我など
Rhus-t.(ラストックス)
脱臼、腱炎、神経炎、関節炎など
その他、トラウミールホメオパシークリームや、Hyper.(ハイペリカム)、Symph.(シンファイタム)、Cupr.(キュープロム)、Mag-p.(マグフォス)、Bry.(ブライオニア)などもよく使われるレメディです。
私は、捻挫した靭帯の治療に役立つRuta、レース前の不安にGelsemium、打撲にArnica、疲労にBellis perennisなどのレメディを使用しています。ージェームス・エリントン
精神によく使われるレメディ例 3選
*トップパフォーマンスを目指す方が実際に使う際は、ポーテンシーやレメディの選択などホメオパスに相談ください。
Gels.(ジェルセミウム)
スタートガンが鳴る前の緊張や、競技前の胃の不調、緊張から膝がガクガクしてきたアスリートのサポートに。不安を和らげて冷静さを取り戻し、普段通りの、またはそれ以上のパフォーマンスができるように。
俳優、ミュージシャン、演奏家などの舞台恐怖を和らげるためにもよく選ばれるレメディです。経営者の場合は、大きなビジネスの商談や取引の前の緊張緩和のために選ばれることもあります。
Nux-v.(ナックスボミカ)
競技やレース前になるとイライラし、リラックスする必要があるアスリートに。また、競争意識が強すぎることから、負けた時に怒りを周りの人や物、自分自身にぶつけるような人のサポートに。
Aur.(オーラム)
自分に厳しく、高すぎる目標や理想を持つアスリートの中でも、勝つことを義務のように感じていたり、チームが負けると落ち込み、失敗や敗北から這い上がれない気持ち、頭痛がするときなど。
その他、Arg-n.(アージニット)、Nat-s.(ナットソーファ)、Phos.(フォスフォラス)などもよく使われるレメディです。
ホメオパシーのレメディは、たとえ肉体の怪我であっても、一人ひとりの個性や状況、症状、精神も含めて考慮した上で、レメディや使用法などを選ぶのが理想的です。
アスリートの方だけでなくハイパフォーマンスを目指している方がホメオパシーでケアをしてみたいと思ったときは、ホメオパスに相談してみてください。
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