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レメディになる旅:冬の阿寒湖

2025年2月の結婚記念日&誕生日旅行は、北海道・阿寒湖へ。

美しいカルデラ湖として知られる阿寒湖は、心と身体を癒し、新たなエネルギーを与えてくれるような、特別な(レメディになる)場所でした。

風水や占星術の観点からみても、阿寒湖には不思議なパワーが秘められているみたい。

ある日、雪深い森の中を迷い込んだ先に辿り着いた場所は、動物の足跡しかない氷と雪に覆われた阿寒湖。

多分夏ならここは湖の上。そして、目の前には男性エネルギーを放つ雄阿寒岳。

ひんやりと澄んだ空気と静寂に包まれたら、まるで聖域に足を踏み入れてしまったかのような感覚に陥って、思わず息をのみました。

雪に覆われた湖面、噴煙を上げる雌阿寒岳、雄阿寒岳、神秘的なフロストフラワーとマリモ…そしてアイヌ文化。実際に訪れてみる前と後では、印象がだいぶ変わりました!

風水から見る阿寒湖

阿寒湖は、約13,000年前の大規模な火山活動によってできたカルデラ湖。風水的には、龍穴(りゅうけつ)、気が集まりやすい場所とされています。

旭岳から流れてくる「気」と、カムチャッカ半島〜知床、屈斜路湖を経由して流れてくる「気」が、まるで龍が円を描くような形で阿寒湖を包み、さらに、その阿寒湖を囲む4つの山の山龍とその気を蓄えた水龍で二重に守られているのが阿寒湖のあるヤイタイ島という無人島。

そこには白龍神社があり、ヤイタイ島自体がまるで龍が抱く丸い玉水晶に当たる部分のようだとも言われて、風水的なパワースポットと言われています。

冬はスノーモービルまたはBCクロカン(スキー)でしか訪れることができない場所。今回は時間の関係で、スノーモービルをレンタルしに行ったのですが…

吹雪いている上に、白龍神社までの湖面のコンディションが万全ではないとのことで断念!

またいつか呼ばれたら訪れることができるでしょう…というわけで今回は、阿寒岳神社のみ参拝してきました。

奥宮もあり、そちらは白龍神社の分祠があるようです。でも、気づかなかった!

今のわたしには必要のないエネルギーだったのでしょう(笑)

四大元素から見る阿寒湖

占星術では、自然界のエネルギーを四大元素(火・風・水・土)に分けます。阿寒湖は、この四大元素が絶妙に組み合わさった面白い場所のような気がします。

  • 火:火山と温泉
  • 風:湖を吹き抜ける風、アイヌの伝統楽器ムックリ
  • 水:湖の水、フロストフラワー、フロストウィング
  • 土:泥火山

火のエネルギー:火山と温泉とSulph.

阿寒湖を取り囲むようにそびえるのが、活火山・雌阿寒岳(めあかんだけ)

火のエネルギーは、情熱と活力を象徴していてるので、停滞したエネルギーを動かしてくれます。

地球の奥深くから湧き上がる強力なエネルギーは、ホメオパシーのレメディSulph.(サルファ)のよう。Suph.は、火の特性を持ち、活性化やデトックスをサポートするレメディでもあります。

町にはウレ・カリプという足浴できる場所がいくつかありました。

さすがに、極寒の中で足を出す勇気はなく、手だけ触れてみましたよ。

でも、今回泊まったホテルは、阿寒川沿いにある源泉掛け流し温泉のあるところだったので、しっかり源泉に浸かってきました。

特に、川の流れを眺めながらの露天風呂は、火、風、水、土、すべてのエネルギーを一気にチャージできて最高です!

土(地)のエネルギー:泥火山とClay.

阿寒湖周辺には、地熱によって形成されたボッケと呼ばれるマッドボルケーノ(泥火山)も存在します。

100℃の泥が地下から火山ガスとともにポコポコと音を立てて噴出している異様な光景なのですが、地熱によって冬でも雪は積もらずに、地下の生命力、どこか底力のようなものを感じられる場所。

鹿などの動物が、冬でも集まってくる場所にもなっているので、縁の下の力持ち的なエネルギーも感じられます。

大地の奥深くからミネラル豊富な泥が噴き出す様子を眺めて、「火のエネルギー」と「地のエネルギー」、デトックスと再生のエネルギーをチャージ

ホメオパシーのレメディでは、解毒と浄化、グラウンディング、再生をサポートするレメディClay(クレイ)が、このエネルギーと共鳴しそうかな。

風のエネルギー:ムックリとAcon.

今回訪れたときの阿寒湖は、無風の時と突風が吹くときとの差が激しい…と感じました。無風だったり、突然吹雪になったり…ホメオパシーのレメディで言うなら、突然の恐怖や冷たい風にさらされた時に役立つAcon.(アコナイト)みたいな感じ?

ちょっと無理矢理感がありますが(笑)

風のエネルギーで一番に思い浮かんだのは、アイヌ民族の伝統的な楽器の「ムックリ」。風の音や川のせせらぎなど、幻想的な自然界の音を表現するために使われるそう。

アイヌコタンというアイヌの人が住む村で、ムックリの鳴らし方を教えてもらいました。

基本は右手をスナップを効かせて糸を引いて音を出します。その際、ほっぺたに左手をしっかりとくっつけてムックリを口にくわえ、口の開き具合で音程を変えます。

とても宇宙的な音がします!

昼間のアイヌコタンにはこの音がずっと流れていて、初めて訪れたときは、睡眠不足も相まってなのか、音酔いしたほど(笑)

昼のアイヌコタンも良いですが、夜のアイヌコタンは、ランプの灯りで幻想的に。

大きなシマフクロウはアイヌのカムイ(神)。絶滅危惧種になってしまい、今では森の奥深くでたまに声を聞くくらいでなかなか見られないのだとか。

羽を開いてい姿は、幸運を呼び込み、羽を閉じているのは守り神的な意味があるそうです。

水のエネルギー:フロストフラワーとSil.

冬の阿寒湖で見られる奇跡の現象、フロストフラワー

最低でも以下の条件が揃ったときにだけ見ることができます。

  1. マイナス15℃以下になる
  2. 無風
  3. 晴天または快晴の夜明け前後
  4. 汚れのない湖面
  5. 湖面が完全に凍っていない薄氷状態

つまり、ボッケ(泥火山)周辺など、完全に凍らない場所の近くに行かないと見ることができません。薄氷なので、ガイドをつけて歩かないと危険です。

わたしは、朝の湖散策とご来光を眺めながらお茶を飲む「Morning cafeツアー」に参加した時に運良く見ることができました。

氷の結晶が咲く光景は、静寂の中に宿る繊細なエネルギーの象徴。ダイヤモンドダストも見られましたよ!

この美しさは、ホメオパシーのレメディ、Sil.(シリカ)と共鳴する気がします。

Sil.は、内面の強さと繊細さのバランスがテーマのレメディ。フロストフラワーの儚さと芯の強さと重なりますよね。

フロストフラワーを眺めながら静かに自分の心を見つめていると、ただそこに在るだけで奇跡で、美しい、と言う気持ちが湧いてきて、自分本来の輝き、内なる輝きが刺激されるような気がしました。

それにしても…
熱湯は一瞬で凍るし

シャボン玉も凍る!

そんな極寒の中での温かいモーニングティーは、生きてるなーって実感できて最高でした!(笑)

アイヌと阿寒湖

アイヌの人々は、自然界のあらゆるものに「カムイ(神)」が宿ると信じています。

阿寒湖とその周辺の山々、森、風、水、それぞれ異なるカムイの力が宿っていて、それらの自然(カムイ)と共に生きることで、自らの魂やエネルギーバランスを整えてきたそうです。

聖地

阿寒湖は、アイヌの人々にとって神聖な場所。湖には水のカムイ、火山には火のカムイ、森には木々のカムイが宿るとされ、それらが調和するこの場所は、強力なスピリチュアルエネルギーを生み出すとされているからです。

先住民族アイヌの人が暮らす村(アイヌコタン)にある阿寒湖アイヌシアターでは、火、風、水、土、太陽をテーマにしたカムイ、イナウ(歌、踊り、祈り)古代舞踊を見ることができます。

わたしは、「ロストカムイ」という古代舞踊✖️現代舞踊✖️デジタルアートのショーを鑑賞しました。

現代舞踊のダンサーのパフォーマンスも古代舞踊も迫力があり、それがデジタルアートとも融合していて、不思議な没入感。

伝統と新しい技術の組み合せに、これからも自然を尊び、自然と神々と共存するアイヌの精神を守っていく、という強い意思を感じる舞台でした。

最後にみんなで輪になって踊るのも、儀式に一緒に参加しているような温もりを感じて良かったです。

マリモと魂

マリモは、アイヌ語で「トゥラサンペ(湖の精霊)」と呼ばれ、特別な存在とされているそう。

丸い形は「輪廻転生」や「調和」の象徴。このコロンとしてモフッとしている見た目は、眺めるだけでも癒しですね。

新しいステージへ踏み出したい時に

冬の阿寒湖は、レメディになる。

火山のエネルギーが再生する活力を与え、源泉温泉が心と身体を浄化して、湖の静けさが心を落ち着かせてくれる

さらに、極寒の中で静かに見つめるフロストフラワーは、今ここに在ることが自体が奇跡で、美しい、ということを教えてくれて、アイヌの文化やマリモ自然との調和を感じさせてくれる。

心の奥深くからエネルギーが満ちていく感覚を感じられる場所。

特に、エネルギーをリセットして新しいステージへと踏み出したい時に、訪れてみると良い場所なのかもしれないですね。

忘れていましたが、新しい一歩を祝福するかのような阿寒湖の冬の花火も、感動しましたよ!

アイヌの村長さん?の火の儀式からはじまる音と光(花火)のショー。思わず、2日続けて見に行ってしまいました!

こんなに近くで、人も少なくて…最高の贅沢💫

ありがとう阿寒湖

Love & Gratitude.