太陽がまぶしく照りつけ、身体も心も熱を帯びる夏。
なのに、やる気が湧かない、体がだるい、食欲が落ちてしまう…こともありますよね。
それはもしかすると、自分の中の「火のエレメント」が乱れているサインかも。
そんな時は、発酵の力をかりた麹調味料もフードレメディに。
今回は、夏の彩りとエネルギーをぎゅっと詰め込んだ「トマト麹」と「パプリカ麹」の2種類をご紹介します。
どちらも楽しく、手軽に、美味しく、火のエレメントを整えて、心と身体の内側から美しさや元気を引き出してくれるフードレメディです☆
Contents
火のエネルギーとは?
四大元素における「火」は、情熱・行動力・自己表現・創造性・生命力を象徴します。
火の星座(牡羊座・獅子座・射手座)はもちろん、誰にとっても、このエネルギーは、「やる気を出す」「前に進む」「自分らしく生きる」ために必要不可欠。
火のエネルギーが不足すると…
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無気力・倦怠感、イライラ、焦燥感
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自己否定感・閉塞感
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体の冷え・循環の低下…と言った状態に陥りやすくなります。
そんな時、火のエネルギーをもつ食べ物が、内側から火をつけてくれる存在に。
火のエネルギーをもつ「食材」はたくさんありますが、「調味料」であればどんな食材にもほんの少し加えるだけで火のエネルギーのエッセンスを手軽に取り入れられます。
いくつかストックしておくと、すぐに使えて便利、頼もしい存在に。
私自身は、土のエネルギーが不足しがちなので、味噌や醤油麹は欠かせない調味料(台所レメディ)になっています(笑)玉ねぎ麹や甘麹もよく使うかな。
その月の鍵になりそうなエネルギーを取り入れてみるのも、楽しいですね。
麹調味料作りに必要なもの
基本的には、米麹、天然塩、保存瓶があれば出来てしまう手軽さ。
米麹
乾燥麹または生麹
生麹
賞味期限が短く、常温保存はできない。
乾燥麹
常温保存も賞味期限も長め。
扱いやすい方でOK。無農薬や有機の米麹がおすすめ。
玄米麹と白米麹は、ちらでもOK。
わたしは、ブレンドしたり、気分で変えているので2種類常備しています。玄米麹はコクがでる、白米麹はクセがない感じかな。
天然塩
精製塩ではなく、ミネラル豊富な天然塩を選ぶのがおすすめ。良いお塩は、麹の力を最大限に引き出します。
天然塩を使うメリット
- ミネラル豊富で発酵がスムーズになる
- 塩味に角がなく、穏やかで奥行きのある味わいに
- 体内の電解質バランスを保つ働き。発酵食品との組み合わせで「整える」力を発揮しやすい
- 天然塩は、古来より「自然のエネルギー(火・水・風・土)」をすべて含む存在とも言われ、波動の高い素材として扱われている
天然塩を選ぶ時は、成分表示欄に「海水塩」「天日塩」と記載があるものを選ぶ。色々なお塩で試して見るのも楽しいですね。
保存瓶
ガラス製がおすすめ。
わたしは面倒くさがりなので、使っているヨーグルトメーカーにそのまま入れられるものを使っています。
そうすることで、保存容器の中だけで全てが完結するため、出来上がった調味料を保存容器に移す手間や洗い物が減る(笑)
この方法に変えてから、作るハードルがかなり下がりました。
あると便利なもの
ヨーグルトメーカー
温度と時間をセットしたらスイッチを押すだけ。わたしのような面倒くさがり屋さんや、失敗なく作りたい人にはおすすめ。
細かい温度調節ができるもので、あとは容量や使い勝手がご自身にとって良いものを選べばOK。
わたしは、この2つを持っているのですが(最新のものではないです)、麹調味料や甘酒作りでは、ビタントニオがストレスなく使いやすく感じています。
なぜなら…保存瓶をそのまま入れられるから…笑
ハンドブレンダー
食材を潰してペースト状にしたり、出来上がった調味料をなめらかにしたい時にあると便利。
これ↑は、保存容器にもそのまま入る上、ガラスを傷つけないカバーもついていて、コードレス !便利で気に入っています(笑)
細めのスパチュラ(シリコン製ヘラ)
細めのスパチュラは、麹を混ぜたり掬ったりするのにとても便利。出来上がった麹調味料は、保存瓶の外側にこびりつくので、これがあると無駄なく綺麗に使いきれます。
ずっと使わずにスプーンで頑張っていたけれど、この快適さを知ったら…もっと早く買えばよかったと思いました(笑)
トマト塩麹:情熱と表現力を取り戻す
こころとからだ
こころに
- 元気がないときの「やる気スイッチ」に
- 自己表現や創造性が欲しいときに
- 自分をもっと好きになる後押しに
からだに
- リコピンによる抗酸化作用(夏の紫外線対策にも◎)
- 血流促進・代謝アップ
- むくみ解消や肌のトーンアップにも
対応星座・エレメント
獅子座・射手座/火のエレメント
作り方
- トマト/トマト缶 200g
- 天然塩 30g
- 米麹 100g
- 水 50ml *トマト缶で作る場合
↑塩を50gと少し多めにしたトマト塩麹。塩分濃度10%以上になると保存できる期間が長くなります。でも、塩味が少し強くなるので少量づかいで十分。
使い方
麺類に
細かく刻んだトマトにトマト塩麹(大さじ1くらい)を混ぜ、お素麺に。豚しゃぶ、大葉を上に乗せれば、疲労回復カッペリーニ風そうめんの出来上がり。
豚しゃぶの代わりにツナでもOK。ほんの少し麺つゆを足せば、お蕎麦にも◎
スープの味付け
野菜スープ、ミネストローネなどスープの味付けは、トマト麹(大さじ1〜2)だけで十分。カレーに旨みとして少量加えるのもgood.(分量はお好みで)
ドレッシング
トマト麹大さじ2、オリーブオイル大さじ2、ビネガー(お好みのお酢)大さじ1.5、はちみつ小さじ1、黒胡椒を少々加えても◎(分量はお好みで)
パプリカ麹:創造力と集中力に火を灯す
こころとからだ
こころに
- やってみたい!という気持ちに火をつける
- 新しいアイディアがひらめく
- 目の前のことに集中しやすくなる
からだに
- ビタミンC豊富で美肌・免疫力アップ
- カプサンチンを豊富に含むので、血行促進、身体を内側から温める作用
- 目の疲れを和らげる、アンチエイジング
対応星座・エレメント
牡羊座、獅子座/火のエレメント
作り方
- パプリカ 200g(2個くらい)
- 天然塩 20g
- 米麹 100g
- 水…大さじ2〜3(調整用)
パプリカ自体水分が多いので、水は必要に応じて、とろっとする程度でOK
使い方
ドレッシング
パプリカ麹大さじ2、オリーブオイル大さじ3、ビネガー(お酢)大さじ1〜1.5、はちみつ小さじ1、黒胡椒を少々加えても◎(分量はお好みで)
ドレッシングは、振っても液漏れしない容器に材料を入れて振るだけなのでカンタン♪
- 完成後は冷蔵庫で保存(約2〜3週間)
- 長期保存は冷凍も可能(約2〜3ヶ月)
- 使うときは清潔なスパチュラやスプーンで取り出し、雑菌混入を防ぐ
まとめ
今回は、夏に特に役立つ火のエネルギーをととのえる発酵麹調味料を2つご紹介してみました。
心が冷えた時、やる気がどこかへ行ってしまった時…身体が疲れた時…
色鮮やかな「トマト塩麹」や「パプリカ麹」をフードレメディとして、セルフケアレメディのひとつに加えてみてはいかがでしょう☆