緊急事態宣言や外出自粛要請が出て、不安やイライラした気持ちに寄り添うホメオパシーのレメディは、先日少しだけご紹介しました。
そこで今回は、気持ちに寄り添うフラワーレメディ(フラワーエッセンス)をいくつかご紹介したいと思います。
フラワーエッセンスって何?
フラワーエッセンスは、20世紀のイギリス人細菌学者でありホメオパスでもあったエドワード・バッチ博士が発見した自然療法の1つ。
↑昔むかし一人で訪れたバッチセンター。ここでフラワーレメディが生まれました。ロンドンPaddington駅からDidcot Parkway駅まで行き、そこからはタクシーで向かったように記憶しています。今はわからないですが、アクセスは悪かった(笑)
自然界に生息する花草木などの植物のもつエネルギーを水に転写して活性したもの(フラワーレメディ)を使って、マイナスの感情に働きかけ、心のバランスをとろうとする療法です。
今では、様々な国・土地の多くの作り手によって、数千種類のエッセンスが作られています。その植物の生息する土地や環境、作り手によってもエネルギーが大きく変わってくるのが特徴。
また、アロマテラピーで使用する精油やハーブと混同されがちなのですが、精油やハーブ(薬草)は、植物の有効成分(物質)を直接利用して心身に働きかけるもの。
それに対し、フラワーエッセンスは植物の「生きる力=エネルギー」を利用する、という点に違いがあります。エネルギーなので、基本的に香りはなく、特に禁忌事項もないので、子どもからお年寄りまで安心して使えます。
今日は、一番手に入りやすいフラワーレメディの中から、新型コロナウィルスによるストレスや不安に役立ちそうなものをほんの少しご紹介します。
Cherry Plum(チェリープラム)
新型コロナウィルスが拡大してきて、不安と恐れから、理性を失いそう、自分をコントロールできなくなって衝動的な行動を起こしそう、といった恐怖のある時に。
実際にはそこまで危機的な状況ではなくても、頭と心でイメージした恐怖で精神的にバランスを失ってしまいそうな時に。
特に今、家庭内暴力などの相談が増えているとの話も聞きます。
感情が抑えきれずに、自分の子供を殴ったり虐待しそうで不安、パートナーに手を上げてしまいそうで不安。
そんな時に、発作的な衝動が襲ってきても感情のコントロールを失わず平常心を保って、落ち着いて物事に集中するサポートに使えるレメディ。
10年前にバッチセンターへ行った時の写真。
満開の花が咲く大きなチェリープラムの木の下、真っ白の花に包まれ守られているようで、とても心が落ち着きました。
Walnut(ウォルナット)
テレワークの環境に、なかなか馴染めなかったり、様々な情報に影響を受け、振り回されている感じがする時に。環境の変化に順応するサポートにも使われます。
クルミの固い殻は柔らかい中身をしっかり守っています。その様子はまるで外部の情報や影響から思考(脳)を守ってくれているかのよう。
さらに、ウォルナットの木は、新芽が芽吹く時に強い香りを放ち、その実を狙う生き物を遠ざけます。新しく何かが生まれる時の防衛力。
今までのやり方や固定観念から抜け出せずに、今一歩踏み出せない時にもいいですね。
テレワークや宅配などの新しい働き方が、より自由で新しい生き方に繋がっていきますように。
Beech(ビーチ)
緊急事態宣言、外出自粛要請が出て、GWや週末、イベントなどの楽しみも奪われ、ストレスが溜まっている。
そんなところに、
なんでテレワークにしないの?マスクしないの?手を洗わないの?もっと稼ごうとしないの?
あるいは、
除菌・手洗いしすぎだよ、手作りマスクはあまり意味がないよ、など、自分の考えと違う、家族や他人のちょっとした仕草や話し方が気にさわって、イライラした時に。
自分の心の中に、批判や怒りといった気持ちではなく光、寛容な心を取り戻して、お互いに高め合うような協力関係を築くサポートに^^
レスキュー/ エマージェンシーレメディ
エマージェンシーレメディ(レスキューレメディ)は、垂らして飲むタイプのもの、ホメオパシーのレメディのように小さな砂糖粒のようなもの、口内スプレー状のもの、クリーム状のものなど様々なものがあります。
上の様々なエマージェンシーレメディは、イギリス、スコットランド、ドイツ、フランスで買ってきたものです。
例えば、エインズワース社のエマージェンシーPlusエッセンスには、Aspen(アスペン)、Cherry plum(チェリープラム)、Clematis(クレマティス)、Impatience(インパチェンス)、Mimulus(ミムラス)、Rock rose(ロックローズ)、Star of bethlehem(スターオブベツレヘム)、White chestnut(ホワイトチェストナット)という8種類のエッセンスが含まれています。
エマージェンシーというその名の通り、恐怖や不安を感じた時に癒しをもたらしてくれるエッセンスがブレンドされているので、緊急時には1つあると便利です。
ブレンド内容は違うかもしれませんが、参考までにヒーリングハーブス社のレスキュースプレーを貼っておきます。
同じ、バッチフラワーでも、メーカーによって少し違う気がします。
バッチフラワー以外では、個人的には、フィンドフォーンエッセンスとかチェリスウェルエッセンスなどが好きなので、それはまた別の機会に紹介できたらな〜と思います。
フラワーエッセンスも、ホメオパシーのレメディよりは少ないけれど、種類が豊富で、自分の気持ち・状況にはどのメーカーのどのレメディ(エッセンス)がいいの?と迷うこともあるでしょう。
そんな時は、フラワーエッセンスプラクティショナーやフラワーエッセンスを扱っている人に相談してみてくださいね^^
フラワーエッセンスの摂り方
エッセンスや作り手によって、1回何滴なのかは異なります。
バッチフラワーエッセンスの場合、1種類のストックボトルなら、1回 2滴を目安に。レスキューレメディは、1回 4滴を目安に、お水やお茶、ジュースなどの飲み物に入れて飲みます。
何種類かのエッセンスを混ぜたトリートメントボトルの場合は、1回あたり4滴です。
飲む時間や回数に決まりはないので、一日3回でも4回でも必要と感じた時に飲みます。
ざっくり紹介しましたが、必要な人のお役に立ちますように☆
※フラワーエッセンスも医薬品ではありません。特定の効果効能をお約束するものではありません。