ホメオパシーは、200年前にドイツで生まれ、ヨーロッパではハーブ等に次いで広く親しまれている自然療法の一つです。
ホメオパシーについてはこちらの記事で紹介しています☆
ホメオパシー自体、ヨーロッパでは代替補完療法の1つとして確立されていて、一部の国では健康保険が適用されるなど医療として扱われています。
また、レメディは医薬品として扱われている国もあります。副作用や依存性がなく、妊婦さんや赤ちゃんからお年寄りまで安心して使えるのが特徴。
安心して使えるものではあるのですが、お家でできるセルフケアの一つとしてホメオパシーを使う場合は、急性の症状に対するものであることと、「セルフケアの限界」もきちんと理解した上で使用しましょう。
家庭の薬箱のナチュラル版なイメージです。
だから、必要な場合は病院へ行くことも大切。自分の本能的な「感覚」も忘れないように〜。
病院へ行くタイミング
イギリスの大学でホメオパシーを学んだ時、Red flag(危険信号)が授業で何度も出てきました。
しろくまくん
病院へ行くタイミングのこと。
身近なところでは、例えば、「怪我は怪我でも、骨が折れて筋肉や骨が見えていたり靭帯が切れるなど、軽度の怪我ではない時は、Arnica(アーニカ)を取りつつ速やかに病院へ」など。
骨折からの回復を促すレメディはあるけれど、それは適切な医療処置の後に使うのがベストです。
他には、痙攣や嘔吐を伴う高熱、ぐったりして意識がない高熱など…
しろくまくん
実は、帰国して驚いたことは、意外にもレッドフラッグを気にしていない人が多いこと(汗)
「病院へ行く前にArnica(アーニカ)をとっておく」というように、病院へ行く前に(向かいながら)できることもあるので、レッドフラッグと合わせて知っておきたいですね。
我慢できる症状の程度も感じ方も経験値も人それぞれなので、自分の感覚を大切に、無理はしないようにしましょう!
しろくまくん
ホメオパシーに限らず、「これがいい!」「こうするべき」という情報に影響されて真面目に取り組んで、逆に体調を崩している人も多くお見受けします。
マクロビや加圧式トレーニング、サプリメントなど、一見無害で健康に良さそうなものであっても、みんなに万能なものはありません。
実際、玄米や番茶が体に良いと言われても、私には合わないし 笑(十穀米にしたりハーブティーにして自分に合わせてます)
試してみて、自分の感覚的に違和感を感じるようだったら、方法を見直したり中止して、を繰り返して自分に合う方法を見つけていけたらいいですね。
最低限のことをまとめておきました。
こんな時は病院へ
- 命に関わる時:事故、アナフィラキシー反応、心疾患、脳梗塞など
- 症状が慢性化している時
- 下痢が続いている、熱が続いている、咳が続いているなど
こんな時はホメオパスへ
- 持病があって服用中の薬がある
- 慢性的な症状
- セルフケアで選んだレメディの反応がない
- 季節性の症状や根本体質、心までトータルに整えたい
- 病院の検査では問題がないと言われたけれど自覚症状が続いているなど
自然療法を探していたり選択する人の中には、今飲んでいる薬をやめたいと思っている方が多くいらっしゃいます。
でも、自己判断で急に服用を中断してはいけません。必ず、担当の医師に相談しましょう。相談しながら徐々に減らしていくことが大切です。
また、病院や現代医療を極端に嫌う人も多いのですが、病院の検査や診察を受けることで原因が分かったり不安が減ることもあります。
仮に、何も問題はないと言われて原因がわからなくても、それも、わかったことの1つで大きな収穫だと私は思います。そんな時は、ホメオパシーを試してみる良い機会かもしれません^^
上手に両者を使い分けて自分で心身をケアをしていけたら良いですね。
ホメオパシー療法は、一般のお薬と併用して心身のサポートとして使うこともできますが、使い方によっては、双方の効果を半減させてしまう可能性もあります。
服用中の薬があるときは、ホメオパスのコンサルテーションを受けて、今の自分の状況に合うレメディを選んでもらいましょう。
ホメオパスの選び方はこちらの記事で紹介しています☆
レメディやポーテンシーについては、こちらの記事で紹介しています☆
さいごに…
様々な選択肢がある、自由がある、意思が尊重される、そんな世の中が続きますように。