梅雨時は、日照時間が少ない上に湿気が多くて苦手です。
ジメジメとした湿気の多い気候や部屋の中で暮らしていると、気分も鬱々としてきて体調を崩すこともあるし…我が家の夫さんも咳が…ということで今回は、レパトリーの中から、特に梅雨の咳にまつわるレメディについて綴ってみようと思います。
梅雨の咳
しろくまくん
カリー
しろくまくん
湿気の多い梅雨時期の、黄色の痰が絡む咳でまず思い浮かぶレメディは、Nat-s.(ナトソーファー)。
Nat-sは、硫酸ナトリウム。
硫酸ナトリウム自体は、吸湿剤、乾燥剤、入浴剤、食品添加物、医薬品などに使われている身近なもの。
ホメオパシーのレメディNat-sは、硫酸ナトリウムを希釈振盪して作られていて、梅雨の時期に悪化する喘息、湿性喘息のNo.1レメディの一つとも言われています。
黄色や緑色の痰や鼻水などの粘液が出るのが特徴で、喘息だけでなくカビや真菌のアレルギーなど、梅雨の時期になると悪化する特徴があれば役立つことも。
しろくまくん
ボク、小さい頃は喘息持ちだったけれど、もう治ってるし、喘息ではないと思うけど、風邪でもないと思うんだよね…
カリー
ちなみに、レメディを選ぶ時に大切なのは、CLAMS。
しろくまくん
貝(Clams)ではなく、セルフケアのレメディを選ぶ時にポイントとなる事項の頭文字をとってCLAMS(笑)
CLAMSとは…
- Concomitant(主訴に付随する症状)
- Location(部位)
- Aetiology(原因)
- Modality(症状に影響を与える要因)
- Sensation(感覚)
CLAMSに加えて、背景にある気持ちにも着目すると、よりレメディが選びやすくなりますよ。
ホメオパシーについてはこちらの記事に☆
何はともあれ、梅雨の時期になると気分が鬱々としてくるのもNat-s.の特徴の一つ。
Aur.(オーラム)のように自殺願望があるほど鬱々としていることもあるけれど、Nat-sは、その衝動と戦っているのがポイントで、実行してしまうことのあるAur.とは違うところ。
とても責任感が強くて、人のこと、自分のこと、家族のこと、仕事のこと、色々考えて思いとどまっている感じ。
ちなみに、Nat-sはレメディキットには入っていないレメディですが、12ティッシュソルトの中には入っています。
ポーテンシーについてはこちらの記事に☆
ティッシュソルトは、今ではiherbなどでも買えますね!アメリカではTissue saltsではなく、Cell salts(セルソルト)と呼ばれているので間違えないように😉
その他のレメディ
湿気の多い気候や環境で悪化する咳という特徴のあるレメディには、他にdulc.(ダルカマーラ)というレメディもあります。
ナス科の寒い湿地帯に咲く植物で、実には毒があり、ナイトシェード、ビタースイートとも呼ばれています。
D. Gordon E. Robertson [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)]
dulc.(ダルカマーラ)の特徴
- 百日咳のようなゴホゴホ湿っぽい咳で、粘液がたくさん出る
- 大きく息を吸うとゲホゲホと咳が出る
- 喉の奥がむず痒くて咳が出る
- 運動などで肉体が疲労した後に咳が出る
一方、naja.(ナジャ)というヘビのレメディも梅雨の咳のレメディの一つですが、ヒリヒリする乾燥性の咳。コンコンッって感じなのが特徴。
dulc.やnaja.も、Nat-s.と同じくレメディキットの中に入っているレメディではないのですが、そんなレメディもあるんだ〜とか、咳の質や影響を与える気候などによっても選ぶレメディって違うんだ〜と知ってもらえたなら嬉しいです😊
どのレメディを選ぶかも大切、ポーテンシーも大切。自分で選んだレメディで変化がない時は、ホメオパスのコンサルテーション(レメディセッション)を受けて相談してみても良いですね。