レメディ選択家のKAORi.です。
ホメオパシーのレメディ、フラワーエッセンス 、ティンクチャー(マザーチンキ)……
同じようなものと思って話をする人がいたり、何が違うの?と混乱している方をお見受けする機会が多くなってきたように感じます。
ホメオパシー のレメディとなる原料植物でフラワーエッセンス を作っているメーカーがあったり、Valerian/ValrerianaやCalendulaなど、ホメオパシーのレメディ、フラワーエッセンス、ティンクチャーがそれぞれにあったりすると混乱しますよね。
そこで今日は、色々な考えはあると思いますが、それぞれの違いと、どんな時にどれを使うのかを簡単に私の考えをご紹介しようと思います。
そもそも…何?
ホメオパシーのレメディ、フラワーエッセンス 、ティンクチャーは、どれも自然療法で使うもの(ザックリすぎ 笑)です。
ホメオパシーのレメディ(RX)については、他の記事で詳しく説明しているので、そちらを参考ください。
フラワーエッセンス(FE)は、イギリス発祥の花療法で使われるレメディのこと。植物の持つエネルギーが人のマイナスの感情に働きかけて心のバランスを取り戻す、と言われています。38種類からはじまったエッセンス(レメディ)も、今や世界各国に20,000種類以上あります。
ティンクチャーは、ここではホメオパシーのマザーティンクチャー(MT)を指します。メディカルハーブでもティンクチャー(チンキ剤)はありますが、ホメオパシーのティンクチャーは、メディカルハーブのチンキ剤とは微秒に異なります。
ここでは主に3つの大きな違いについて簡単に説明してみようと思います。
作り方の違い
ホメオパシーのレメディ、フラワーエッセンス 、ティンクチャー、それぞれのレメディの作り方の違いを知ると、アプローチや作用の違いが理解しやすくなります。
ホメオパシーのレメディの作り方
詳しくは別記事に書いてあるのですが、ホメオパシーのレメディ(RX)は、原材料を希釈振盪(しんとう)することを繰り返して作られます。
そのままでは溶解しない鉱物などは、乳糖の結晶を混ぜて何度もすり潰して粉末状にして水に溶けるようにします。この作業のことを粉砕(トリチュレーション)と言います。
種子や豆類も硬くて大きいものや水に溶けないものは、すり潰してから。
絵付きで詳しい説明はこちらに↓
フラワーエッセンスの作り方
主に、太陽法と煮沸法という2通りの作り方があります。(メーカーによって、その他の方法で作っているエッセンスもあります)
ここでは最も一般的な太陽法での作り方を紹介をします。太陽法では、草花が最もパワフルに咲いている時期の晴天の日の午前中に作ります。
一般的に売られているフラワーエッセンス(FE)はストックエッセンスです
フラワーエッセンス例
マザーティンクチャーの作り方
ホメオパシーでいうマザーティンクチャー(MT)は、植物をアルコールに漬け込んで最初に得られる抽出液を10倍希釈したものを指します。
先ほどのホメオパシーのレメディの作り方のStep2でできた原液を10倍希釈したものですが、マザーティンクチャーに使われる植物は、主に毒ではないハーブです。
メディカルハーブで使われるティンクチャー(チンキ剤)は、10倍希釈をしない原液を指します。
マザーティンクチャー例
アプローチ の違い
作り方の違いからも分かるように、より原物質に近いものかどうかを見ると、イメージ的にも、肉体的な物質レベルにアプローチするものなのか、精神的なものにアプローチするものなのかが分かります。
MT | RX | FE | |
肉体(Body) | ◎↓ | ◎ | ◯ |
感情(Mind) | ◯ | ◎ | ↓◎↑ |
精神(Spirit) | ◎ | ◯ |
マザーティンクチャーは、原物質に近いので肉体(物質)にアプローチします。◎↓マークがあるように、肉体が癒されることで感情も癒されていく可能性があります。
フラワーエッセンスは、花草木のエネルギーを水に転写したものでよりエネルギー要素が強いものです。ですので、↓◎↑マークからも分かるように、人のマイナスの感情に働きかけ、感情が癒された結果、肉体や精神を癒す可能性があるもの。
ホメオパシーのレメディは、原物質を希釈振盪するという作り方から、ポーテンシーにもよりますが、肉体・感情・精神に丸ごとアプローチします。どこにまず焦点を当てるかはクライアントさんの状況次第になります。
作用の違い
アプローチの違い以外にも、作用の違いもあります。
よく、「ホメオパシーってスパルタだよね」と言われることがあります(笑)ホメオパシーのレメディは、刺激(気づき)を与えることで自分の力(自己治癒力)を呼び覚まします。
レメディに反応して凹んだ↓(気づきの)反動で上がってくる↑力を使うイメージ(わかるかなー笑)
それに比べてフラワーエッセンスは、「マイナスの気持ちを引き上げる♡花草木の生命エネルギーで包んであげる♡」というような、優しく持ち上げる↑、サポートするイメージ。
例えば、
心身がすぐれないと感じている人が、ホメオパシーのセッションやレメディを通して、失恋や離別した後から心身がすぐれないことに気づき、私こんなに悲しかったんだ、辛かったんだ、平気なフリしてたんだ、ということにも気付いて、涙がとにかく止まらなくなり(深い癒しが起こる)、でも、思いっきり声を上げて泣いたら心がスッキリして前向きになっただけでなく、体の症状も軽くなったり。
同じ例えでフラワーエッセンスの場合は、レメディを選ぶ段階で既に、「失恋や離別して悲しい、寂しい、辛い」といった気持ちを自分で認識していることが多いので、そのマイナスの気持ちをふんわり優しく癒すサポートをしてくれるといったイメージ。
どれを使えばいい?
アプローチ&作用の違いを見て分かるように、今どこに焦点(フォーカス)を当てたいのかによって、また、現状で現れている症状によって使うものが変わってきます。
なぜ今、自然療法に興味を持ったのか、今抱えているお悩みをよく考えて適切なものを使いましょう。3つのツールを段階的に使うことも、併用することも可能です。
自分に今必要なのはどのレメディ?と迷ったらレメディセッションをお役立てください^^
ホメオパシー に関しては特に、慢性的な症状についてはホメオパス(ホメオパシー 療法家)や各種専門家に相談するのがおすすめ。安易にレメディをとることはおすすめしません。
また、ティンクチャーに関しても、長期的にとることを検討している場合は、ホメオパスに相談しましょう。
自分でネットで調べるなどして様々なレメディ類をとっていた方に、とっていたものを全てやめてもらったところ、症状が改善したというケースもありました。
慢性的な症状に関しては、医者にも医者がいるように、ホメオパスにもホメオパスがいるもの。
専門家であればある程度自分でトリートメントできますが、それでも自分で自分のレメディを選ぶのは難しいものです。自分自身のことだからこそのバイアス(偏見・捉え方・思い込み)が邪魔をして、自らの気づきや可能性を狭めてしまうこともあるのです。
美容師さんでも自分の後ろ髪を切るのが難しかったり、アイリストさんでも自分にまつげパーマを施すのが難しいのと同じ(?)
ネットで調べている時点で複数のバイアスがかかっているので、もしも慢性的なお困りごとでホメオパシーを試してみたいと考えている時は、ホメオパスへ相談するのが近道^^
急性の(例えば、心の症状なら、さっき恋人と別れたとか、フラれたとか、大切な人と死別した、ショックなものを見たなど)ときは、セルフケアとしてレメディキットのレメディが役立ちます。
キットのレメディを自分で使ってみても反応がない場合は、ホメオパスに相談くださいね。
フラワーエッセンスに関しては、あまり深く気にせず、心赴くままに心に留まったものを試してみても良いと思います(ただし、ホメオパシーのセッションを受けている方は、ホメオパスにお伝えください)。
計画的にトリートメント、メンテナンスをしていきたいと思った時や、よりパワフルな自分のためにブレンドされたオリジナルエッセンスが欲しいと思った時は、ポラリスセッションもオススメです^^
ではまた⭐︎